このブログは、主に確率的アプローチとマクロ情報を用いて、より高い確率でトレーディングにより利益を得るための情報発信を目的としています。
私、whitenicebigは、世界中の先物・商品・通貨を対象にトレーディングをしています。取引手法としてはチャートの動きに着目して上昇・下落の確率を見ながらポジションを取る方法のみを行っています。
※本ブログに記載される内容はwhitenicebigの個人的な意見によるもののみです。利益を得ることを保証もできませんし、相場形成に重要な影響を与えるような情報は一切発信しておりませんのでご留意ください。

2012年2月29日水曜日

マルチンゲールの法則

今日は東京は寒かったよう。
不動産業とはいえ、今は極寒の地にいるので東京の寒さなど温かい部類だろう。
ようやくブログを書く場を得たのであるが(インターネット接続できるスポットがなかった)、なにやら毎日、しなければならないことが多くて、さぼり気味になっている。

書きたいことは沢山ある。
出張中なのでデータを使ったネタは書けないので、ネタは限定される。

マルチンゲールの法則。
聞いたことがある人が多いだろう。
博打の世界の用語だが、投資でも使えなくはない。

原理は簡単である(知っている人は退屈かもしれない)。
コインの裏・表を当てるゲームを考える。
表が出れば、投資額を受け取れ、裏が出れば投資額を没収される。
1回の掛け金は自由に変えることができるとする。

1回目は100円を掛ける。
結果が表なら、100円をもらってゲーム終了。100円が200円になる。
結果が裏だと、100円持って行かれる。

1回目で裏が出た場合、2回目のゲームに参加する。投資額は2倍の200円にする。
結果が表なら、200円をもらってゲーム終了。1回目で100円持っていかれ、2回目で200円もらえるので結果、+100円のリターン。
結果が裏だと、200円持っていかれる。計300円の損。

2回目で裏が出た場合、3回目のゲームに参加する。投資額は2倍の400円にする。
結果が表なら、400円をもらってゲーム終了。1回目で100円、2回目で200円、3回目で400円もらえるので結果、+100円のリターン。
結果が裏だと、400円持っていかれる。計700円の損。

・・・・

これを繰り返す。いつか表が出れば絶対に負けない投資方法になる。
この方法の弱点は、負けた都度に2倍で投資をしていくため、ずっと裏が出た場合、無限の投資額が必要となる可能性がある点である。いつか表がでればいいが、投資額を増やしていく度に、負けた時の恐怖が脳裏をよぎるだろう。ある意味、オプションの売りに似ているかもしれない。利益は100円×勝利数。負けは無限になる可能性があるから。


この方法は無限の損失のリスクがあることと無限の投資資金が必要になるので、単純には使えないとする見方が大半である。
これは正しい。「単純には」使えないが使いようによっては使える。
単に使えないという論調は、オプションの売りが、無限の損失、証拠金が必要となるから使えないと言っているのと似ている。










2012年2月28日火曜日

寒い

極寒の地へ出張中。
寒すぎる。
ようやくブログを書ける環境になったが何も書く気がしない。
早く東京に帰りたい。そして南国でトレーディングをしたい。
もうしばらくここにいなければならない。

今回はスイングトレードで高確率のゼロバランスもはずれたのだろうか。
まあ、どの仕組みも100%ではないから、こういうときもあるだろう。

2012年2月21日火曜日

yahooの名前をもとに戻せた

名前に*が入っていたが、これをとるのに時間がかかった。
最終的にニックネームを変えて、名前をwhitenicebigにしたらうまくいった。
意味が分からないが、出張前に終えることができた。。

システム変更はやめてほしいな。

テクニカル指標は当たらないのか

税務申告も70%位終わり、あとは3月末までの繁忙期を乗り切るだけとなった。
今日も天気がいい。
事務所から富士山が見える。
東京の暮らしは正直好きではない。
地方の生まれなので、地方都市へのあこがれがいつもある。
しかしながら、東京のグルメは世界最高で、ひきつけてならない。
東京という都市ほど文化水準の高い街は世界的にないと思う。
ニューヨークも確かに文化水準は高いが、グルメとかそういうものの繊細さは東京が上だと思う。
明日から出張。
正直憂鬱であるが、仕方なし。
今日のテーマ。
テクニカル指標は当たらないのか。

最近、テクニカル指標を見ているとオシレータが振り切れており、テクニカルは当たらないと考えている人がいるのではないだろうか。
上のように考える人の言いたいことは十分理解できる。
簡単に言えば、こういうことだろう。

「いつ当たって、いつ外れるかわからないから、結果としてテクニカル指標は使い物にならない。」

その通りである。
絶対を求める限り、テクニカル指標は永遠に使えない。
テクニカル指標のみならず、ファンダメンタル分析も一緒。
ファンダメンタルの方が絶対的に正しいように感じるかもしれないが、所詮は、インターネットや新聞から得られるチープな内容を解釈して投資判断をしているので、真実をとらえることも難しいし、日々、不確実性は増していく一方なので動的に予測することは難しい。

どのような方法を用いるのであれ、確率的に有利なのか否かで判断をするべきである。
つまり、1回外れても1000回打って600回当たれば、富は蓄積される。もちろん、利益と損の比が利益に有利になっている場合だが。

多くのトレーダーは、一つの方法を信じてどのくらいトレーディングしているのだろうか。
10回やそこらで、当たった外れたを議論しても、統計的な誤差の範囲でしか物事をとらえていない。あるテクニカル指標で55%勝率があるとして、それを用いて10回取引しても統計的に55%にはならないだろう。恐らく勝率は大きく上振れるか下振れる可能性がある。
テクニカル指標を用いる場合は、同一の方法を少なくとも300回くらい繰り返さないと結果はわからないと思う。

確率的な方法で勝利を得る場合には、とにかく数を打たないと効果が判断できない。
この点、数回のトレーディングであきらめてしまうのでテクニカル指標の有効性が理解できないトレーダーが大半のようにも思う。

BNFは、移動平均かい離率に絞って、一日にかなりの数のトレーディングを行っていたと思われる。結果、統計的な効果が作用し、全体として利益が出るようなアプローチで、きわめて確率的に取引をしている。

パチンコで言えば、1台のパチンコ台でプレーヤーが55%の確率で負けるように設定しておくと考えようか。
その台だけを見れば、45%の確率でパチンコ屋は負けている。3回に1回以上はパチンコ屋は負ける計算で決して利益があがるようには見えない。しかしながら、店舗全体、毎日営業することにより、パチンコ屋が必ず儲ける仕組みになっている。

根気よくテクニカル指標を見ていないと、本当に使えるのか否かは全く判断できないのである。





2012年2月18日土曜日

エクセル

バージョンがアップされる都度、使いづらくなっていく。
バージョンが変わるたびに、配置が変わるので本当にイライラする。
グラフを書く機能も本当に使いづらい。

googleで早く、表計算ソフトのレベルを上げてほしいと思う。

システムを組むのに大変である。

2012年2月17日金曜日

今日の相場:CTAvs投資銀行 CTA vs CTA??

今日は大きく上昇。
日銀の緩和効果+ギリシア支援を完全に支持する相場展開とでも後付しようか。
世界市場は日本主導になりつつある。

やはり気になるのはオプションの売買動向。
今日のオプション売買は非常に面白い形になった。
枚数が多いことに加えて、各社のスタンスが鮮明になったから。
私が気にしているのはやはりGS。
C9500を706枚買っているものの、C9250を3128枚売るなど、かなりコールを売り越している。
また、プットについてもP8750を2299枚、P9000を2909枚買っている。
相当下落を意識しており強烈である。
これに野村が完全に追随している形。
ポジションを小さいがJPMはコール買、プット売りで完全に上昇を見ている。
CTAとの取引が多いとされるニューエッジではコールの利確?が行われている。

各社によって相場の見方がかなり異なっている。
日経は今も上昇している。9500には到達するだろう。

どうなることやら。



コンピュータの台数

相場に関係ない話。

相場に関して書くことがないのと、トレーディング手法について書くには十分な時間がないから。

昨日もPCを一台買った。
東京のトレーディング事務所だけで6台あるのだが、7台目を買う。
1つのトレーディングシステムに1台コンピュータを割り当てている。
現在は5つのシステムトレーディングと1つスイング・メール用に使用している。
スイングは時折操作する程度であるが、システムトレーディングは市場が開いている時間、ずっとプログラムが作動している。

部屋には、よくメンテナンスの方が出入りしているが(ルームクリーニングや、換気フィルタの交換など)、何をやっているのか驚かれる。

Bloomberg端末を借りるか否か悩んでいる。
月40万円超程度で借りられるが、経済情報に基づいてトレーディングしていないので、必要かどうか悩んでいる。

今日は天気がいい。
来週からは出張なので準備をしないとな。
出張中もシステムが止まることのないように、頑健な仕組みを作っていかないと。
たまにフリーズすると収益に大きく影響する。

強いな

日経強いな。
正直にすごい。
ブログでもほんのわずかな人がこの相場を予想していた。
彼らは、本当に尊敬すべきトレーダー。
トレーディングに関しては、第6感を持っている人がいて、そういう人はこういう相場が見えるのだろう。
私は何年も前に凡人であることを悟って、確率的に勝てる方法にシフトした。

会社の決算も大体まとまり、今年は結構な消費税を支払う運命になった。
これだけあれば結構なポジションを組めるが、まあ仕方なし。

スイングポジションもやられているし、税金も取られるしで気分はよくないが、まあいいだろう。
1年を通して運気は平準化されるから。

2012年2月16日木曜日

今日の相場

酒の飲みすぎか。
学生の頃はもっと飲めたが、今はそれほど飲めない。
学生の頃は本当に貧しかったが、気持ちは裕福だったな。

今日の相場。
海外が落ちる中で日経は我慢強い展開を見せたというのが、第一印象だろう。
仕掛のような買いが入ったがその後は失速。夕場は欧州が横ばいの中、ジリジリと上昇。
仕掛買いが入っているのだろう。

気になるのは、GSの動き。
確かに今日はC9500を1660枚買っているものの、C9250を692枚、P9000を1103枚、P8750を1082枚買っている。結果、デルタはマイナスである。
昨日に続いてこの動きは、下落を示唆しているもののように思う。

CTAが買い仕掛けているとすれば、長期的な上昇トレンドになりうるのか。
正直判断が難しい。

この相場は非常に強いという人の判断も理解できるが、どうも怪しい展開か。
まあ、ゆっくり待つか。

書き忘れ

先ほどの投稿は消しました。
そのまま信じてもらうとバイアスがかかってしまうからです。
この方法は、自動的に取引できるように、かなり特殊にシステムアレンジされたものです。
まことにすみませんでした。。

後日、しっかりトラックデータは出します。

酒の飲み過ぎ

相場と関係ない。
この時期は、不動産の繁忙期と税務申告が重なる。
嫌になる。


本格的に自己管理をしないといけないな。
もう少し仕事をしないとな。
やる気がしない。
暖かいからではなくそういう性格。
酒の飲み過ぎ。ここまで来ると異常だな。
これでもだいぶ処分したのだけれども。

確率的に勝つようにするには

多くのブログサイトを見ていると、トレーディングシステムを用いたアラートを有料で配信している人が多い。
販売できるレベルのシステムならば私なら決して誰にも言わないが、販売する方が儲かるのだろうか。確かに1000人から月5000円もらえれば、月500万円だから大きい金額ではある。
が、儲かるシステムがあるなら500万円も大した金額でもないように思う。

どのシステムも確率的に勝率の高い方法を採用していることと思う。RSI,MACD、移動平均、それらを使えば、50数%には勝率を持って行けると思う。
なお、60%超というのは本当に難しい。
ただ単に売り・買いの通知だけだと、正直意味がないと思う。いつに利食いをし、損切をするのかでリスク・リワード比が決まり、そこで初めてシステムとして機能する。
前にも書いたが、期待利益が重要であって、利益と損失の額が重要になってくる。

宝くじでは、1等の当選金額は数億円だが、確率は極めて低い。よって期待利益はマイナス。よって、常に開催側が儲けられる仕組みになっている。
博打もそうで、勝率と掛け金・儲け金から計算される期待利益が胴元に有利になっているので、数を重ねるごとに胴元が儲かる仕組みになっている。

トレーディングでは、宝くじや博打と違い、胴元は存在しない。たまに、ユダヤ云々言っている人がいるが、かなりの妄想癖としかいいようがない。
そして、トレーディングのいいところは、損切と利確をこちら側でコントロールできるので、期待利益をある程度コントロールできることにある。
ウォーレンバフェットは、徹底した分析と超割安の状態で買うことによって勝率と損・利益をうまくコントロールしている。ソロスは、損切が異常に早いことで知られる。これによって期待利益を増大させている。

私も含め凡人は、最初に損切と利確の金額を調整して期待利益がプラスになる方法を考えた方がいい。最初に勝率を上げることを重視するのだが、これは間違っている。もちろん、期待利益を考慮した勝率を意識しているのなら問題はないのだが。

バイナリーオプションなんかで投資額に対して2倍程度のリターンがある商品であれば期待利益は高い。このような商品に投資する場合、単に勝率を上げる方法をひたすら考えればいい。
一方で先物やFXでは損切りは裁量に任せられてしまうので、上のようなことを考えなければならない。

書くことがたくさんあるが、今日はここまでということで。

2012年2月15日水曜日

今日は大相場か

yahoo掲示板の表記が変わったのか?バグなのかよくわからないが、面倒くさいことが嫌いなのでどうでもいい。
よくわからないが、見づらいのでブログにしておいてよかったと思う。
ありがたいことに見てくれている人も多いから、少しでも情報を提供できれば意味もあるだろう。
正直に投資方法なり市況を書いていたいと思う。

yahoo掲示板。
最近はコメントしている人のポジションのケチばかりで建設的ではない雰囲気があるので、撤退にはいい時期だろう。売りの主張も買いの主張もわかるので、意見を尊重すればいいのになと思う。
相場に完璧はないので、一回の読みの誤りを云々言っても意味がない。
リスクマネージメントができていればそんなことは些細なことである。
博打と一緒で期待利益をプラスにさえすれば、数を打つことで利益を膨らますことができるのに。

今日は大相場だった。
トレンドフォロワーは大勝利だろう。
正直に素晴らしいと思う。
勝ってなんぼの世界だから。
ポジションの損は膨らんでいるが、いつものことで長期のものはほったらかし。
投資額が小さいので、気分は悪くなるがその程度。
7800円をexitとするとリスク・リワード比は最悪だが。
これがスイング型投資の悪い点。
信頼できる統計指標にしたがって、長期のものは単純に考えて入れている。
その程度。これで10年以上やってきたのでそれでいい。
ITバブルもリーマンショックでも最終的に失敗はしなかった。
今回の量的緩和バブルもそう。
お金の枚数を増やして、みかけの金額を上げているだけ。
その副作用は大きい。

2月10日の転換点は、買いモードへの転換だったのか。
ちなみに次の転換点は、2月21~23日。
日足で高値が確定していないので、下落がない限り、それ以降の予測は難しくなる。

オプション。
今日に限って言えば、GSが思いっきりやられた形だが、今日もデルタをマイナスにするように組んでいる(利確したのか、売りにしているのか。そこまで見ていないのでわからない)。
一方で、モルガンはわかりやすく、昨日に続いて今日も先物を買い、今日はオプションを思いっきり買いに置いている。
GSの動きを見る限り、一波乱ありそうな気配。
あまり参考にならないが、野村も相変わらず下落を示唆した動き。ドイツは大きく買いを意識といったところか。

そのうち、ゼロバランスやほかの指標も随時載せていこうか。
どうしても時間に制約があるので後回しになってしまう。

外資のオプション売買

まとまった時間がない。
この時期は超繁忙期なので仕方なし。

書きたいことは山ほどあるが、出張先でゆっくり書くか。
この時期は、本当に稼ぎ時なので半分引退している自分も嫌々ながら出張をする。

外資のオプション売買。
一昔前であれば、外資系の自己売買ポジションをある程度表していると考えてもいいのかなと思っていた。
が、最近は、ボルカールールで証券会社の自己売買が規制されつつあり、外資系が自己売買を縮小させていることや、ネット証券も売買枚数で結構な貢献をしているところを見ると、自己売買以外の投資家の売買も含まれていると考えられるので、詳しく分析をしていなかった。
(去年あたりはかなり詳細にしていたのだが)

オプションは、単にオプションのコール、プットの枚数の変化を見てもあまり参考にならないかもしれない。
普通は先物を使って、デルタヘッジをしたりしているはずだから。
とはいえ、単にコール、プットの動きを見ているだけでもある程度、相場の動きを見るうえで参考になる。
見る業者はGS、JPMくらいか。昔はニューエッジとクレディも見ていたが、後者は派手に売買するので短期的に逆指標として見るくらい。
GSは、トレーディングで負ける日がほとんどないことはニュースでも出ているところで、比較的長い時間軸で相場の動きを見るのに役に立つことが多い。

GSがコールを大量売りしていて、プットを購入している。
今までとは逆の動きに出ているのが不気味だ。
あまり参考にならないが野村も同じ動きをしている。

最近の強い相場の中で多くの人が相場は下がらないと思い始めているだろうが、業者の動きは逆に向いているように思う。
私が売りポジションだから都合のいいことを書いている訳ではない。

相場は数日後には全くムードが異なっていることがよくある。

2012年2月14日火曜日

今日の相場

今さっき、東京も揺れた。
私は地震再発論者ではないが、微動が最近多いのは気になる。
去年の地震も全く予想できなかった。
幸いにすぐに損切って逃げたので損はほとんどなかったのだが。

今日は日銀の国債買い入れが効いて株価が上昇。
これもまた仕方がない。
為替の動きが鈍いのが気になる。
78円台後半くらいまで行ってもいいはずだが、日経の上昇に対して為替は冷静に動いていた。
日経の反応も、為替が落ち着いてから意図的に上昇した感がある。
先物業者が操作したと思われる。
GSがオプションデルタをプラスに傾けている。
ただし、今回はドイツ銀行がデルタをマイナスにかなり傾けている。
この点をどのように評価するのか。
GSは一貫した強気だが、ドイツ銀行は大きな調整を示唆しているように思う。

昔は結構アグレッシブだったドイツ銀行が派手に仕掛けることは最近はあまりないように思う。
オプション取引動向もよくわからないことがあるから、何とも言えないが。

2012年2月13日月曜日

今日の相場

ギリシア問題が進展ということで上昇。
まあ、これは仕方がない。ギリシア国内がどうなろうが、金融危機が少し遠ざかればそれはプラス材料。
売り手には我慢が続く日々。ただ、金融緩和市場というのは誤りと思う。
これだけは何度も書いておこう。
そういう理屈で上昇しているわけではない。
ドラギが取った手段も量的緩和であるもののQEとはほど遠いと思う。

金融緩和市場と見ている人(日経なんかもそんなようなことを書いていたが)は2010年の10月からのQE相場をイメージしているよう。
確かに動きは似ているが。

売り方のつらい毎日が続く。
待つことが重要。
今回こそゼロバランスが負けるのか。今回もゼロバランス特有の踏まれから解放されるのか。
2月10日の変化日は転換点になるのか。

あくまでも統計的に確率が高いというだけだから、信じ込んではいけない。

痛い専門家

横で会計士・税理士に計算をさせておき、トレーディングルームで相場を見る。
理由はこの前も書いた。この時期は、ほとんどトレーディングと向き合えない。



http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20111228/225728/?top_fcs

痛い。
痛すぎる。
風説の流布にもほどがある。
個人不動産投資家が連鎖倒産するのだと。
ビジネスを使って売りあおっているのか。

上は、昨日書いた自称不動産専門家のコラム。
市場分析が専門で、自他ともに認める専門家。
自分は儲からないから不動産は持っていないが、不動産に関するアドバイスをするという。
意味不明。
近い商売があった。
株をしないのに、株式市場について講釈を垂れるアナリスト。

初めに行っておくと、評論家のような属性の人は融資が下りる可能性は低い。
不動産を持ちたくても持てない可能性も視野に入れてコラムを見るべきだろう。
「銀行もリスクがわかっていないで不動産融資をしている」と書いている時点で、銀行との関係には疑問がつく。不動産は銀行と密接に付き合わないと成功しない。銀行は相応に計算をしている。
銀行が融資をする際に何を見ているのかさっぱり理解していないようだ。
会社の肩書で融資。違う。評価基準が根本的に間違っているのである。
銀行は不動産のキャッシュフローと資産価値で融資が回収できることを前提に、さらに余裕を見て年収を見ている。
年収500万円でも2億くらいの融資はとることができる。

不動産投資をしているビジネスマンは仕事ができないような印象みたいなことを書いてある。
大半の外資系社員やオーナー会社の社長クラスは不動産に投資していると思う。
私の顧客の大半は、こういったハイステータスの方である。
不動産は、サラリーマンと異なり、1物件に掛ける労働時間が非常に少ないから、資産形成をしやすい。

魅力的な物件は、公開されない。とも書いている。
嘘もいい加減にしてほしい。
売り手は高く売りたいのでいい物件でも公開を希望する。不動産業者も高く売れれば仲介手数料が高くなるので、高く売りたいからインターネットなどで公開していく。
公表されない物件というのは、表向きに出したくない理由がある場合が大半。法人が赤字決算の補てんに売る場合など。取引先には知られたくないから。
後は、客の態度や買いたいという姿勢の強さによって、物件情報を早く出すか出さないかを決める。それだけのこと。


書いていることが自分のようなコンサルタントのアドバイスが重要という方向に持っていきたいだけなのである。そもそも儲からないのなら、アドバイスを聞いても仕方がないのではないか。
株でもそうだが、最終的に自己責任の世界。騙す・騙されると言っている時点で投資には関与しないほうがいいのにな。

アナリストと同様、全く評論家はどうしようもない人種である。

相場やトレーディング方法について、書く気が起こらなかったわ。

2012年2月12日日曜日

税務申告は疲れる

会社を所有していると、この時期は税務申告で忙しい。
自分、妻に加えて所有している会社2社分の税務申告をしなければならない。
2月下旬jからは出張でいなくなるので、どうしても今週中にすべてを終わらせなければならない。

明日は、刑事が来社する。
不動産経営をしているとさまざまな人が入居するので刑事とかかわりを持つことがある。

不動産投資は、決して不労所得ではなく、経営の技術が求められる。
しかしながら、しっかり経営をしていれば、しっかり利益が出る。
不動産は儲からないという人がいるが、おそらく実際に経営をしたことがない。
こういう輩が日経ビジネスのコラムを書いているのは問題だと思う。
(日経ビジネスオンラインを見ればわかる。彼は経営をしていないと言っている。経営をしていないのにアドバイスをするだの、儲からないだの、よく言えたものだ。学者と実務家は観点が全く異なる)
仮に不動産が儲からないという前提が正しいとすれば、日本中にある膨大は賃貸アパート・マンションの存在は否定される。3%しか儲からないという意味不明な自称専門家がいるが、日本中の不動産所有者の97%が失敗するとしたら、日本のどこを見ても不動産はなくなっているだろう。

不動産が儲からないという都市伝説には驚きである。
私の場合、不動産について1,2分話せば、その人が経営をしているか否か見破ることができる。

不動産売買の専門家よりもこういうアドバイザーなる人を一番疑った方がいい。経営をしたことがないのに何をアドバイスするのだろう。屁理屈では解決しない問題もあれば利益もあるのが実際の不動産経営である。

2012年2月10日金曜日

リスクマネジメントの重要さ

ゼロバランスばかり書いていると、ゼロバランスマニアかと思われるので、今日は少し違った視点で。
リスクマネジメントについて。
勝率を上げるのは勿論重要なのだが、いつか書いたかもしれないがリスクマネジメントの方が重要だと思っている。

例えば、本当にさいころを振って1,2,3であれば買い、4,5,6であれば売りという行動をしたとする。
単純に上昇・下落の勝負でいえば、勝率は50%。何回も行えば50%に収斂する。

時間足によって幅は違うだろうが、十分な値幅で利確するものとする。例えば日足であれば30円くらいであれば、上にも下にも十分動くので、この金額であれば、上のさいころの方法を用いても+30円に達する確率、-30円に達する確率も50%で問題ないだろう。

負ける投資家の大半は利確よりも損の額が大きいことが最大の原因。損切はそれだけ難しいということ。

利確の幅30円、損切の幅30円とした場合、期待利益は
50%×(+30円)+50%×(-30円)=0円

利確の幅30円、損切の幅40円とした場合、期待利益は
50%×(+30円)+50%×(-40円)=-5円

利確の幅30円、損切の幅ー15円とした場合、期待利益は
50%×(+30円)+50%×(-15円)=+7.5円

勝率が50%でも利益を得ることができる。
ちなみに勝率をコントロールして、利確、損切の幅を一緒(30円)にした場合で+7.5円を利益を上げるためには62.5%の勝率を確保しなければならない。

逆に、利確30円、損切ー15円とした場合で、期待利益が0円になる勝率は、33%程度である。


週末で出かけるので今日はこのくらいにしておこう。

ギリシアはすでにデフォルトだろう

ギリシア支援合意が日経新聞の一面を飾ったが、日経平均は下落して終了した。
ファンダメンタルと株価が連動しない例であるが、ファンダメンタルは基本的に後付けなので当然と言えば当然。今日の市場はSQが終わって、高いSQに持っていきたかった主体の買い意欲がなくなったから、それだけのこと。このように書くと、新聞やらアナリストやらインターネット解説業者の仕事がなくなるから書かないだろうけど。

ギリシアはすでにデフォルトとみていい。借金を返済できない典型的なパターンである。
今回の支援のためにさらに緊縮策を実行するようにギリシアは求められているよう。
今回はそれを実施できるかもしれない。しかしながら、国民感情は爆発している。
予定の緊縮に失敗したら、支援のために更に追加的な緊縮を要求される。
一方で、ゼネストなどによって唯一の収入元である観光業にも大打撃を与えており、物価も上昇する中で税収が著しく減少しつつある。
この繰り返しは、どこかでデフォルトすることを意味している。今回の問題は、テクニカルには解決できない。国民感情が常につきまとう。

日本でも消費税をほんの少し上げるために、異常な議論がなされている。ギリシアの緊縮は全く比較できないほどシビアなもの。

ギリシアは観光収入があるので、ユーロから脱退すれば再建は十分に可能。

ギリシアのパンドラの箱はすでに開かれていると言っていいだろう。




2012年2月9日木曜日

ゼロバランスの予測力2

今日はSQ前の調整なので、コメントできるようなマーケットでは到底ない。
単なる先物、オプションの調整日とでも言おうか。

どんどん皆の頭がマヒしてきたようだ。まだまだマヒする人が増えてくるだろう。
そこで利益をとれる人は、それは素晴らしいこと。利益は取れるうちにたくさん享受しないと。


人間というのは一回洗脳を受けると、ほぼそれから立ち直ることはできない。
日経平均が38900円から8000円台に落ちても、まだ株は上がると信じきっている。日本市場はことごとく買いの投資家を裏切ってきた。日本という国は株=悪いことというような資本市場を嫌っている風潮が強いので、株が下がっても許される世界でも稀な市場である。我慢強い国民性からか、どんなに損をしても笑っていられるのは日本だけだろう。

まあ、確かに8000円だから上昇もあるだろうというのは、当たり前な自然な発想だと思うが。不動産経営を長くし過ぎかな。買うという行為はものすごい勇気のいること。


本題。ゼロバランス。
8時間足のゼロバランスでは相当良好な結果が得られている(小さくて見えずら買ったかもしれないが、自分で計算すれば同じ答えが得られるはず)。この期間に限ったことではなく、過去も相当な予測力を持っている。

この方法の問題は、下落(上昇)シグナルが出たときに即下落(上昇)するわけではないこと、そのために一定期間踏まれることがあることだろう。下の表は、昨日載せた8時間足のゼロバランスのデータから利益、ロス、回収期間をまとめたもの(期間は1000本足)。

驚くべきは、待っていれば確実に利益が出ている点である。昨年の地震で3033円取れているが、これを除いても400円くらいは取れる結果になる。それに対して、耐えなければならないロスは小さい。この結果から、8時間足ではロスカットラインを400円としてリワードを500円程度にできる。
仮にロスカットラインを400円としてリワードを同額の400円としても勝率が100%である。
この結果はトレーディング方法として非常に性能がいいことを表している。
弱点は1年のうち、6回くらいしかシグナルが出ない点。
まあ、それでも1回平均400円とれるのであれば、年間400円×6回=2,400円の利益が得られる。

疲れた。次回は、他の時間足でも書きます。
なんか揺れている。タワーマンションは揺れを敏感に感じれる。大きな地震がありそうな気がしてきた。








未納家賃回収のコツ

打ち合わせ終了。
放射能にきくという食品を売って成功している詐欺集団がいるらしい。
全くどうしようもない連中だ。この食品を食べて、癌にならなければ食品の効果と言い、癌になった場合は、放射能との因果関係はない。なぜならほかの消費者は癌にならなかったからだ、という世界。

家賃の未収というのは不動産経営者の頭を悩ませる深刻な問題の一つだ。
最近は特に未収が多く、借主も返さなくて当然という対応になってきている。
消費者保護が過度に消費者に有利にできており、家賃をどれだけ未収しても退去しなくてもいいし、払わなくてもいい。過度な取り立ては法律で厳禁になっているし、室内の残置物を安易に動かすと、逆に訴えられる。部屋に鍵をかけても訴えられる。
不動産経営をしていると社会の縮図を痛いほど目にする。
この世の中はおかしい。

借金を返してもらう際には、コツがいる。
法的に裁判を起こしても、弁済を受けるのは難しい。かと言って、民事不介入なので警察は関与しない。
借金を返してもらう際には、相手に冷たく当たるとほぼ失敗する。いきなり、法的対応をとっても効果がない場合が多い。相手が返済しやすいように条件を整えるのが一番いい。悔しいのだが、相手の言い分を受け入れるのである。
そのうえで、何だったら返済できるのか聞くことが重要。

・仕事で払う(アルバイトなど。体で払うというのもなきにしもあらずだが、絶対にしない)

・分割する条件として資産を担保にとる。

など。
未収家賃の回収は現在ギリシア問題につながっている。
回収の方法が余りに下手なのである。
相手を拘束し続けるような内容では、そのうち借主が逆切れする可能性が高い。
逆切れされると部屋を破壊した挙句夜逃げとか本当に厄介な結論しかもたらさない。
ギリシア問題はテクニカルには解決できない。
債務問題とともに民主主義の壁が大きい。ほとんど人間の感情の問題になってくるだろう。
リーマンの際はテクニカルに解決することができたが。今回は金融機関に加えて、国民が相手。

経済成長をギリシアに優先的に促すプログラムも一緒に入れていかない限り、息づまる。



ゼロバランスの数字。
海外の投資システムからデータを落としているので、+9時間で見ていただければと。

日経はまともにみないほうがいい。アルゴリズムトレードと先物市場が価格に異常に大きく影響を与えるので、先物を大きく売買している主体の取引動向だけなので。理屈付けできない世界なので、勝率の高い仕組みに従うだけのほうがいい。日経新聞は昔の感覚で記事を書いているが、今は単なるロボット対決。

仕事が終わった

全体の10%も終わっていないが、今日は寝よう。
明日は重要な打ち合わせがある。

8時間のゼロバランスだけは貼っておこう。直近のIR高値がまだ確定していないのと、データ取得した時の高値が8978円だったのでそこは間違い。だが結果には影響しないと思う。
シグナルが出てから売買をしたとして、その後、どのくらいの確率で利益が出ているか興味があれば見てみると面白いと思う。

2012年2月8日水曜日

何故、買いを避けるのか、不動産投資の教訓

ゼロバランスについて書こうと思ったが、今日は休日返上で不動産業にいそしんでいたので、書くテーマを変えよう。

投資の基本は買いとされる。いい銘柄や、割安な状態を発掘して買って長期保有すれば自ずと利益が生まれる、それが投資だ、というのが世間的な感覚だろう。
私は、日本各地に1棟マンションを所有しているし、売買もやっているので物に投資をするということに対してかなりの年数・時間を費やしている。もちろん、トレーディングが主なので(今は、疲れるのであまり見ていないが)、それも投資業だろう。売りも投資である。資本をポジションに預けるのだから。

不動産なんかでは、よくわかるのだが、買う時に投資対象に小さい懸念がある場合、それが将来的な致命傷になる確率がきわめて高い。不動産市況というのは株式市場と異なり、波が非常に大きい。10年~20年間隔で上昇・下落の波動ができている。この波は、銀行の融資スタンスに完全に一致している。年収がそんなになくても1億融資できる状況か、3000万しか融資できない状況かに市場は大きく影響する。上昇期は限られているので(最近では2007年頃)、この時には、確かに形振り構わず売買が行われる。多少の瑕疵は無視するのである。そういう人が非常に多い。もちろん、こちらはきちんと説明する。

少しでも懸念があると、のちにそれが大きなトラブルになることが多い。というか大半がそうなる。
そして売ろうとしてもそれが原因になって買い手がつかなくなる。

例えば、買う時には誰もチェックしないが、入居者がどのような人が住んでいるのか。
管理会社が精神的に少し問題のある人が入居していることを認識しており、詳しく聞き込めば簡単にでも教えてくれる内容だろう。買い手には、それがきわめて小さいリスクで投資には影響がないと考えてしまう。買ったときには何の問題もないが、1年後、自殺。発見は数日後。
この場合、遺体からは腐った肉やら体液が流れ落ち、凄まじい状況で発見される。匂いは落ちない。建物に付着すると2年は落ちないと思う。警察が立ち入り、近所で騒ぎになる。
既存の入居者はすべて退去。新しい入居者も決まらない。資産価値は急落。
それが買いのリスク。

買いという行為は実は非常に恐ろしい。買いは、価値の創造によって得られ、売りは減点主義。減点要因があるときは、いつでも価値を落とすことができてしまう。高値掴みの恐怖は、株でも不動産でも一緒である。信用が傷つくと簡単には回復しない。不動産では少なくとも上昇期に一気に売ってしまうのが上手い方法である。
上昇期に売って、その資金を持って下落時に買いたたく。逆張りの発想が非常に重要である。

株については流動性があるのでトレンドフォローがいいのかもしれない。
が、基本的な考え方は一緒だと思っていて、懸念がある場合は買ってはいけないと思う。
いつでも懸念があるではないか、と言われそうだが、明らかに世界を揺るがした懸念がある場合にはということである。日経平均も最終的に売りだけをしていれば問題なく巨万の富を得られただろう。多くの投資家が損をするのは買いである(過度なレバレッジ取引やFX除く)。

アメリカはまだしも日本で買いという行為がいかに難しいか、特に最近の市場のような動きでは買いが総楽観状態になるのでささやかながら書いておこう。

変化日は2月10日。私の計算では。

雑談しか書けない私は年寄。面倒くさい文章は後回し。ゼロバランス、面白いから載せたいのだが。。面倒くさい。












ゼロバランスの予測力の検証

今日も堅調で売り手の人は冷や冷やしてきたころだろうか。
後日に書くが、フィボナッチ数列が変化日を予測できることは以前書いたのだが、これは人間の感覚がフィボナッチ数列に支配されている点が大きく影響している。フィボナッチ数列から計算される黄金比を人間はもっとも美しいと感じる、その感覚そのものである。
人間の忍耐も、過去チャートから見た節目と感じる感覚も黄金比に自然に支配されている。
多くの人間がそう感じる以上、その感覚に相場は支配されている。

話が脱線した。
不動産業の合間を縫って書いているので許してほしい。
顧問弁護士と話し合いを行っていて、地方都市の住民のモラルのなさに落胆していたところ。
地方都市は、中国化している。中国を差別するわけではなくて、要は自分の事しか考えられない人が異常に増殖している。全くパラサイトな状況だ。


私は、飽きやすい性格で、一つのことを継続的に書くことができない。
またゼロバランスに戻ってきた。書きたいことは山ほどあるし、公表していきたいデータも沢山ある。
このブログでは、ポジション(比較的長いと書きながら、初めからお塩漬けになっているのでもし見ている人がいたら申し訳ないが)だけではなく、他のブログにはない投資方法だったり、リスクマネジメントの方法だったりを書いていきたいと思っている。10年以上携わっていると、人間というのは記録に残したくなるようだ。


何を書きたかったのか、そう、ゼロバランスの予測力について・・。
具体的には、何時間足のデータまで予測力を保てるのかという点と、トレンドが実際に変わるまでのタイムラグはどの程度なのか、予測できた場合の利益幅はどのくらいなのか、損失はどの程度なのか、だから、リスク・リワード比をいくらに設定すればいいのかなど。
後、5回くらいこれに縛られることになりそうだ。

そういえば、8時間足でゼロバランスに売りシグナルが出ているが、これは当たるのか。

税務のことでやらなければならないことがあるので一旦中断。
中身なく申し訳ない。

2012年2月7日火曜日

ギリシアは深刻な道を歩んでいる

今日もユーロは101円近くまで回復して、ギリシアに対して楽観的な見通しが支配的な様相である。
ダウも日経もほとんど下げず、見方によっては非常に強い相場と言える。買い手は楽しい毎日を送っているに違いない。

最近は、売りのポジションを持っていることで肩身が狭い。オオカミが来ると10回くらい言ってみたものの、何も起こらないときの少年の心境だ。
私のポジションでいえば、2月限7750円のプット買は紙くずになるだろう。負け惜しみではないが、これはこれで問題ない。リスクマネジメントとして成功しているから。
オプションの買いで儲けることは難しいのだけれども、私の投資スタンスである確率を用いる方法ではオプションの買いほど的確にリスクマネジメントができる商品は、実はない。
後日、詳しく書くことにするが、確実に損切のできる商品がオプション買いだからである。2月限の先物を売るよりも損が非常に小さくなっている。購入価格は10円で損が限定されている。購入時に損が限定されているのは非常に大きい。

今日は、そのネタではなく、売り手としてギリシアについて書いてみたい。
市場はギリシア合意を織り込み済みなので、私はごく少数派なのかもしれないが、ギリシアに対して明るい将来が何一つ見えない。よって買いは避けているわけであるが。

ギリシアはユーロを導入しているため、デフレを通り越してスタグフレーションになっていると思われる。自国に産業がなく、緊縮財政の中で個人の収入は減っていく一方で、ユーロに所属し、ユーロ基準の物価はそのままである。ドイツやフランスの好景気に影響され、さらにインフレに向かう可能性も高い。仮にギリシアの生産者がギリシアで物を製造した場合、ギリシアでは売らずギリシア外で売ることになるだろう。一方で、ギリシアは消費が落ち込むので物が流れてこない。流れてきても高いままという状態に陥る(すでに消費は非常に落ちていると思う)。
この状態では、どれだけ債務を減免しても、残債を返済できないばかりか、国家が崩壊する。
今は支援で乗り切れても、その後の債務返済において行き詰まりが生じるだろう。
スタグフレーションは、デフレよりも深刻な状態であることは言うまでもない。

ギリシア国民の心境は欧州の奴隷になっているというものだろう。確かに借金をしたのはギリシアであるが。今のギリシアの状態では極めて有効な自国通貨切り下げなどの政策はとれず、強い通貨ユーロで債務を弁済するために、ギリシア国民はユーロの奴隷にならなければならない。給与も税金も何もかもユーロの方針に従うということ。スタグフレーションで税収は落ち込む一方で、債務の弁済に行き詰まり、更に緊縮財政によってねん出を余儀なくされる。
加えて、共同債もできない状況では、今後、ギリシアは国債によるファイナンスも難しくなるだろう。よって将来に渡り、自由を相当程度拘束される。どこまでこの状態に我慢できるだろうか。
ギリシア国民はおそらく、奴隷になんてなりたくないと考えているだろう。ドラクマを用いれば、債務問題は通貨切り下げによって解決される。後は、韓国やアルゼンチンが辿ったIMFによる支援・監視によって立て直せばいいのである。ギリシア国民はごく近い将来これを望むだろう。
この選択肢は、ユーロにとどまるよりもギリシアの状態を悪くするという論説があるが、これは誤りであると強く思う。ギリシアはユーロを離れ、IMFの管理のもと再建すれば比較的早く立ち直ることができる。
それができないのは、別の理由、つまり欧州や米国の銀行がギリシア国債に絡むCDS売りを行っていることに由来するのだろう。デフォルトによりCDSの売り手は莫大な損失を被り、金融危機が再燃する。ソロスが言うようにリーマンショックよりも深刻なのである。ギリシア国民の幸せではなく、金融機関を防衛するために上のようなユーロに残った方が幸せという話になる。

EUは、ギリシアに緊縮ばかり求めず、ギリシア国民が納得する形で話をすすめなければならない。暴動が起こっているようだが、ギリシア国民が蜂起したときにパンドラの箱は開かれると思う。

乱文。


不動産経営も疲れるわ

不動産経営をしていればこの時期は相当忙しい。
1月~3月末までは超繁忙期と言われ、入退去がものすごい。
保有している物件が多ければ多いほど、相乗的に対応が増える。
家賃回収、敷金の返還、原状回復、募集、家賃交渉等々。
売買に関しても、不動産会社は2月末決算が普通なので、不動産会社の決算対応売り、一般の事業会社の決算対応としての不動産売買が盛んになり、また競売物件もたくさん出てくる。銀行もこの時期は3月決算に向けて不動産融資を積み増すこともあり、非常に忙しくなる。

今日は某借主が敷金返還のために、所有物件に対して書面でクレームを付けてきたことへの対応。
自称法律に詳しいとのことで文章で送ってきたが、命取りになるだろう。安易に物件のクレームを理由につけるのは極めて危険であることを理解していないらしい。
こういう輩には、法的手段で徹底的にダメージを与えることにしている。
消費者保護法によりパラサイトな消費者が増えている。なんでも許されると思っている。
そういう輩には、教育の意味も込めて徹底的に訴訟で叩くことにしている。

疲れた。寝るか。今日は3つもコラムを書いた。

今買いあおっている人とは

上昇が続くと、金融相場だとか上昇相場だとかという話が出てきて買いあおる人々が現れてくる。
投資のタイミングは個々それぞれの基準で行われるものなのでそれに対してはなんら言うことはない。
敢えて言えば、金融相場という言葉は上昇時に作られた後出し講釈であって、本当にリスクマネーが増えたのかという点は甚だ疑問である。欧州問題を織り込んだというのも信用できない。そういう風に言える人は、2年前から今の相場を予測できただろうか。いまだにギリシア問題で株が大きく下落している。

今買いあおっている人は、年末に買いあおっていただろうか。日経は8200円台という中で本来買いあおっているのが上手な人であって、欧米が2か月上昇し続けて、日経も相当遅れて9000円付近まで上昇してから買いあおるのは、タイミングが遅いとしか言いようがない。金融相場という考察ができるのであれば12月から買っていればよかったのにとも思う。

買いあおっている人は、まさにこの水準で買っている人か、塩漬けを解消したいのでもっと上がってほしい主体であろう。上がってくれないと困る人々である。

私は売りのポジションで一貫しているが煽ることはしない。
どのリスクマネジメントでもそうだが、少しでも懸念がある場合、買いは極力控える。
長年の経験で得られた教訓である。ITバブル崩壊のときも、リーマンショックのときもいつでも一回は回復したように市場は見せた。しかしながら、わずかな懸念が実は重要な事柄であって最終的に慎重に構えていた人は失敗はしなかった。悲観で買うのであって、楽観では売るのだろう。

テクニカルでいえば、日足のMACDの位置が非常に気になる。騰落レシオ(あまり信用していないが高確率で当たるので参考にしている)も過熱感が出ている。
自分のポジションにほれ込んでしまうとこういう些細な点を見逃してしまう。テクニカルは当たらないからと。しかしながら、結果論でテクニカルは結構な確率で当たっている。

私はリーマンショックのころから基本は売りにウエイトを置いている。
リスクが少しでもあれば売り。価値を失うのは簡単だけれども、増やすのは十分な期間の信用が必要だ。それだけ難しい。
事業をやっていた感覚でそう思う。

2012年2月6日月曜日

投資は確率論のゲーム

このように考えてゲームをしている人が何人いるだろう。
恐らく相当少ないのではないだろうか。
トレーディングは、自分が採用する方法の勝率と期待利益・損失で決まるゲーム。
勝った・負けただけを議論している人は、この域に達していないと思う。
個人的には、1回のトレーディングに勝った・負けたというよりも期待利益と損失のコントロールの方が数段重要だと思っている。このことを理解している人は、このテーマはくだらないと感じるかもしれない。

例をあげるとわかりやすい。
A)70%の勝率を誇るシステム:期待利益は+20円、期待損失はー40円。
B)勝率50%のサル。リスクマネジメント部隊がサポート:期待利益は20円、期待損失は-10円。

A)の期待損益= 70%×20円+30%×(-40円)=+2円

B)の期待損益= 50%×20円+50%×(-10円)=+5円

サルがトレーディングをしても、70%の勝率を誇るシステムに勝ってしまう。サルでもリスクマネジメントができていれば、富を蓄積できるという不思議な結果になっている。

掲示板なんかでよく見かけるのは、勝ち負けを気にするAタイプのトレーダー。トレーディングに慣れてくると勝率よりも期待損益を上げることを重視するようになると思う。
勝率ばかりを気にすることの問題は、自分の勝率を重んずるようになると損切の判断がおろそかになる点。少なくとも当初の私はそうだった。

勝率を考える際には、期待損益を加味して慎重に検討すべきである。当たり前だが。


2012年2月4日土曜日

プログラムの更新に追われる

このブログでは、比較的長期の見通しに基づいたトレーディングについて書いている。
そのうち、短期トレーディングのポジションについても書いていきたいのだが、今はブログの運用に慣れるのに時間がかかっておりなかなかできないでいる。
比較的長期のトレーディングの場合、レバレッジを抑えて、大きな値幅を取るように心がけている。投資額がそこそこたまってくると、この方法がいいと思うようになる。許容リスクも大きくなるので大きく負けることが少なくなるからであり、数百円をとることができる。

今日はプログラムを更新していた。短期売買では、基本的にプログラム売買しかしていない。
私見たく年を取ってくると、1日中椅子に座っていることができなくなるし、眼も疲れる。20代では可能なことができなくなってくる。

プログラム売買であるが、実は非常に合理的な方法である。トレーダーは、大抵の場合、特定の売買シグナルを見ているわけで、それが明確ならば、プログラムで代用できる。特に私は第6感に頼ってはいないのでプログラムに投資行動を書き下ろせる。
そして、私が着目しているのは機械には曖昧さがない点。マネーマネジメント上、損切ルールの厳守は必須であるが、個人でトレーディングをすると損切ができなくなる。「もしかすると」という感覚に襲われて、損切ができなくなるから。これがきちんとできる人は、精神的に優れていると思う。塩漬けという専門用語があるくらいなので大半のトレーダーは損切ができないのではないかと思うこともある。
機械は確実に損切を行う。ある程度、勝率のある方法が見つかったなら、すべてを機械に任せることで着実に利益があがると思う。


2012年2月3日金曜日

ダウの騰落レシオ

yahoo掲示板よりもこちらに記録する方が楽になってきた。
ダウの騰落レシオ。本当に安心して買えるのだろうか。
騰落レシオ自体はあまり信用していないが(理論的に説明が難しいから)、当たる指標の筆頭格というのは認めるところ。こういうとき売り手は精神的に孤独になるからな。

http://www.h6.dion.ne.jp/~limbland/NY.htm

ゼロバランスの問題点

前回はゼロバランスの計算方法を書いたが、そこで力尽きてしまった。
ゼロバランスに強い思い入れがあるというわけでもないが、他のテクニカル指標とは相関性のない異次元の方法なので慣れてくると重宝できる。他の指標と相関性がないというのが非常に重要なのは言うまでもない。オシレータもトレンド系指標もどこか考え方は似ているから判断が偏るときがある。

ゼロバランスがどの程度相場の方向性を予測できるのか。
予測力はかなり高いのであるが、運用の仕方を誤ると安値で売らされたり、高値で買わされたりするのがこの方法の問題点である。
ゆえに、分析に使っている人はほとんどいないのではないか。ゼロバランスを表示できるトレーディングシステムも見たことがない(あったら教えてほしいくらい)。RSIなどのようにメジャーな指標でもない。私は12年以上もこういうことをしているのでマニアックな方法を日々調査しているから当たり前のように触っているのだが(要は暇人ということ)。

ゼロバランスの弱点であるが、その効果が出るのにタイムラグが生じる点だと思う。ゼロバランスの最大の長所は、現段階の高値(安値)が決定されるとその時点で、将来2点の推定安値(高値)(ゼロバランスという)を計算できるところにある。この推定安値・高値は多くの場合当たらない。重要なのは将来2点のゼロバランスがどのように動くかである。3手連続ルールというのは、ゼロバランスが3回連続上昇(下落)するときに株価がゼロバランスを下抜(上抜)ければ下落(上昇)トレンドという評価を行う。

実際に2010年からの日経225の日足で計算をしたので参考に張り付けておく(チャートを見ながら見ると意味が分かりやすいと思う)。

上昇、下落シグナルが発生してから、その時点で売買すれば大半のケースで利益が得られていることがわかるだろうか(2010年からではすべてのケース)。しかしながら、効果が出るまでに数か月要しているケースがある。この点が評価の難しい点だろう。
日足では年に数回しか3手連続ルールは現れない。しかしながら、その後の動きは大きいことは相場を見るうえで重要と思う。





日本の経済誌もこのくらい書いてほしい

ウォールストリートジャーナル
欧州問題の論点がしっかりしている。
この問題は、フランス、ドイツ危機という言葉がぴったり当てはまる。

http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20120203-00000001-wsj-bus_all

2012年2月2日木曜日

ギリシア国債の投資家であるHF

私はファンダメンタルによる投資は基本的にしない。所詮、自分の手元に入る情報は量も少なければ正確かもわからない。推測に推測を重ねるのでどうしようもない予想しかできない。サルが打っても50%勝てる投資において、推測×推測の予想がどれだけ勝率を上げるのかもわからない。が、欧州問題に潜むHFの存在や投資戦略には強い興味を持っている。


昨年末から市場にユーロが大量供給されており、銀行が国債を買うとの楽観的観測が最近の欧州市場を強気にさせている。QE2の時のようにHFがこれら資金を低利で調達し株を買っているという構図には至っていないと思う。ソロスも言うようにこれは一時的な安定材料であり、根本を解決するものではないことは多くの人が理解していると思う。

大量の資金供給にも関わらず、欧州の各銀行が資本保持のためにEU圏の国債を積極的に買うことができなくなっている。銀行の増資が想像以上に困難であることは言うまでもなく、バランスシート調整で資本保持に動くというのはごく自然な行動であろう。
銀行の代りにこれらの国債を大量に購入しているのがHFであると言われている。
今、ギリシアでは民間との交渉が難航しているようだが(数日間は合意期待で株が上昇しているとのことであるが)、民間というのはHFそのものであると考えてよいはずである。

HFの投資戦略は簡単で、格下げ時に欧州問題を煽り、CDSの上昇に伴い下落した国債を安く買いたたいている。一方でCDSが安定すればヘッジのためにCDSを購入するというものだと思われる(推定ベースだがこんな感じだろう)。債務交換交渉は所与として国債を買っているということである。仮に交渉が難航してギリシアがデフォルトしてもCDSによりプロテクトされるので損失は限定的になっている。

この交渉がやっかいなのが、国債の買い手はHFであるという点。HFの言い分を通せば、ギリシアにとって不利な状態になるので財政再建が遅れるということ、ギリシアの言い分を通せばHFは投機に失敗したことになるので、トレーディング方法の見直しを迫られ、今後国債の買い手として現れなくなるという点である。

ギリシア交渉の合意が株価に短期的にプラスに作用するのは理解できる。が、交渉結果がどちらに転んでも明るい将来はないという点に注目している。
HFの言い分が通れば、確かに短期的には不安は解消されるが、ギリシアの財政再建が遅れることになり、どこかで同じ危機が勃発するということ。
ギリシアの言い分が通れば、HFは欧州国債を投機対象とはしないので、今後の各国の資金調達が難しくなっていくこと。ポルトガル危機が近く起こるだろうが、その際に買い手がいなくなるというリスクが膨らむ。どうせ国債を買っても損するだけという空気が投機家に広がればCDSは再び上昇することになる。

それにしてもギリシア交渉はいつになったらまとまるのか。これだけ延長される時点で大きな問題がはらんでいると考えた方が妥当だろう。今は明るみに出なくとも、いつかその論点は明るみに出てくる。

私が市場に悲観的なのは、この問題がギリシア一国の問題ではないとみているからで、ギリシアが解決すれば終了という簡単なものではないと考えている。問題は忘れたころに急に吹き返す。
仮に楽観相場が継続しているのであれば日経が8800円台というのはあり得ないシナリオだろう。


フィスコのテクニカル分析

書いていることが滅茶苦茶。悪口は書きたくないが売りという視点がないらしい。
ボリンジャーバンドで考察しているが、シグマの意味が分かっていないらしい。
当たったことがあまりないのも無理がない。目先+2シグマが8970円で9000円が頂点はわかった。
そこから横ばいでまた上昇ということは中期的にずっとボリバンウォークをするということか。。

そうなったら日本市場はハッピーだろうが、過去そのようになったのは、小泉相場くらいではないのか。そうなったらフィスコは凄腕と認めざるを得ないな。

http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20120202-00934021-fisf-market

もう少しきちんとしたことを書かなければ。最近眠たいのですぐに放り出してチープな文章ばかり書いてしまう。

2012年2月1日水曜日

2月末近くで7800円

このように書くと極端に思えるかもしれないが、個人的にはそのように見ている。
私の少ない頭の中で詳細に計算して出した結論。
外れるも相場、当たるも相場。外れた時は撤退。

今日は、顧問会計士と話し合いがあるので、相場に参加できない。
出張プランも練らなければならない。

宴席から戻る

いい年して宴席ばかり。
アメリカがゾンビのように戻るのか。
そう思っていると戻らなくなって、梯子をはずされることになる。
ここ数日似たような動きをしているが、このような場合、売りたい主体が根強く存在していることに注意する。

QE3は株価が大きく調整されたときに実行されるもので、そのタイミングは今ではない。
QE3は欧州由来の暴落で市場を救済するために用いられる。楽観ムードの中ではQE3はないだろう。また、中国の金融緩和もないとみている。中国ももっと先を見越して金融緩和はオプションとして保持するだろう。そのタイミングはアメリカがQE3を打つ時。

そのときは世界は株高になるが、QE、金融緩和の副作用は数年後に確実に市場を襲う。
このことは忘れてはならないと思う。

酔っぱらったがそんな感じだろう。

ブログの勉強

ブログについて教わっている。
別に日記だから書ければいいと思っていたら、それだと意味がないと言われる。
登録云々、面倒くさいのでやめた。
面倒くさいことが嫌いだ。